大阪府大阪市中央区
原寸大やミニチュアの建築模型(ドールハウス)をジオラマ化して展示している大阪歴史博物館をご紹介します。
実際に訪問してきましたので、写真をご覧いただきながら詳細をレポートします。
「大阪歴史博物館」は、大阪城の南西に位置していて、
奈良時代には「難波宮(なにわのみや)」があったところに建てられています。
※エントランスの一部の床がガラス張りになっていて、遺跡の跡が観られます。
左の建物が「大阪歴史博物館」で、右側の建物が「NHK大阪」です。
「大阪歴史博物館」と「NHK大阪」はつながっていて、このガラス球の連結部(アトリウム)から入ります。
館内案内図です。
常設展は7〜10階になります。
特別展が行なわれる場合は、6階が特設会場となります。
入場料を払い、まずはエレベーターで10階に向かいます。
10階から順に7階(または6階)までエスカレーターで降りながら拝観します。
・各フロアの案内 10階 古代フロア
奈良時代の難波宮の大極殿を模した造りになっていて、「難波宮」を中心に展示されています。 9階 中世近世フロア 江戸時代ぐらいまでの大阪の町の歴史が展示されています。
8階 歴史を掘るフロア 原寸大で再現された発掘現場があります。
考古学を学ぶフロアです。
7階 中世近世フロア 大正末期〜昭和初期の心斎橋筋、道頓堀などの街角を原寸大のドールハウスジオラマで再現しています。
常設展の詳細ページ http://www.mus-his.city.osaka.jp/zyousetu/main.htmlこれは10階にあるフロアマップです。
建物がラグビーボールのような形をしていることが分かります。
フロアガイドで説明したように、「難波宮」の
の大極殿を模した内装になっています。
ここは地上57mの高さで、外を眺められます。
しばらくすると、窓のシャッターが閉まって、真っ暗になりました。
大型モニターで、「難波宮」についての映像が流れ出しました。
このフロアの反対側には、「難波宮」の歴史について展示されています。
これは「難波宮」の発掘現場をジオラマで再現したものです。
前期「難波宮」のジオラマです。
こちらは、後期の「難波宮」のジオラマです。
ジオラマ以外にも、かなりの展示物がありますが、ジオラマ以外は割愛させていただきます。
10階から9回へエスカレーターで向かいます。
その途中で、大阪城が見えました。
9階は中世近世の展示で、建築模型(ドールハウス)ジオラマがあちらこちらに展示されています。
このフロアだけで1時間ぐらい居ました(笑)。
それぐらいジオラマだらけで、観ていて楽しいものばかりでした。
上の3枚は、9階入り口にあるジオラマです。
覗きをしていたり(笑)、人形たちが生き生きと情景を生きたものにしています。
上の2枚は、その隣にあったものです。
建物の構造が分かるように、半分がカットされた建築模型で、いろいろなところに人形を設置してジオラマ化してあります。
原寸大の橋も再現されています。
「広島藩蔵屋敷復元模型」です。
「住友長堀銅吹所復元模型」です。
このジオラマは、前後が回転します。
家の中が、細部まで再現されています。
道頓堀にあった「角の芝居」です。
町の賑わいも再現されています。
「船場の町並み」です。
9階は、非常にジオラマが多いです。
なお、ジオラマ以外は掲載していません。
エスカレーターで、8階へ
8階は、発掘現場を再現したフロアです。
子供向けですので、スルーしました。
フロアの奥に「特集展示室」があり、「第79回 特集展示 なにわの薬屋さん」が展示されていました。
あまり興味が持てなかったので、ここもスルーしました。
「第79回 特集展示 なにわの薬屋さん」 2012年5月30日(水)〜7月23日(月)まで開催
詳細はこちら→
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2012/kusuriya.htmlこのフロアで、私が唯一興味を持ったのが、下記の展示物です。
原寸大の模型です。
真っ白に塗られています。
大阪市営地下鉄の原寸大ジオラマの地上面に設置されている設定です。
7階と8階は一部吹き抜けになっています。
上の写真は、8階から撮影しています。
7階は、大正末期〜昭和初期の大阪を再現したフロアです。
7階から観た原寸大地下鉄の模型ジオラマ。
このフロアは、原寸大のジオラマばかりです。
上記2点は、室内を再現しています(原寸大ドールハウス)。
他にも再現した室内はありますが、ここでは2つだけご紹介しました。
原寸大芝居小屋。
ミニチュアのジオラマ模型は、下記の1点だけでした。
「大正15年当時の旧梅田駅停留場」です。
常設展は、以上です。
ゆっくりのんびり観ると、2時間以上かかります。
写真撮影は可能ですが、フラッシュの使用は禁止されています。
三脚の使用も禁止されています。
あっちこっちに係員がいますので、注意されますよ。
なので、写真撮影の際はしっかりとカメラを保持して撮影しないと手振れします。
ご注意ください。
訪問時は、特別展が行なわれていました。
特別展
「ザ・タワー 〜都市と塔のものがたり〜」 イベント開催期間:2012年5月23日(水)〜 7月16日(月・祝)
入場料:大人 1,000円
高大生 700円
※中学生以下、障害者手帳等の所有者(介護者1名を含む)は無料
この特別展のみを観ることも可能です。
上記料金は、特別展のみの料金です。
常設展も観る場合は、常設展入場料が別途かかります。
イベント内容:
エッフェル塔・東京タワー・通天閣の3つの塔を中心に様々な資料や写真、模型を展示したものです。
約300点が展示されています。
イベントの詳細は、公式HP専用ページをご覧ください。 http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2012/tower.html イベントに合わせて、1階フロアには「通天閣ロボ」が展示されていました。
壊れたらしく、訪問時には動いてませんでした。
当方も拝観しました。
なお、この特別展は一切写真撮影ができません。
唯一「フラッシュを使用しないこと」という条件で、1/300スケールの「東京スカイツリー」が撮影できます。
自発光していて、きれいな模型です。
出口で入場チケットの半券を見せると、この特別展のポスターをもらえます。
公式HPでもあまり目立たないところに記載されていました。
大きさは「大」と「小」があります。
当方は、「大」をいただきました。
もし行かれた方は、帰りにポスターももらいましょう。
なお、毎日先着50名限りですが、知らない人が多いと思います。
< 大坂歴史博物館 >所在地:〒540-0008
大阪府大阪市中央区大手前4丁目1-32
TEL:06-6946-5728
FAX:06-6946-2662
開館時間:9:30 〜 17:00まで
金曜日のみ、9:30 〜 20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日から1月4日)
常設展入館料: 大人 600円
高大生 400円
中学生以下 無料
大阪市在住の65歳以上の方も無料
障害者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)も無料
※常設展のみの料金。 特別展を観る場合は、別途追加料金が必要。 ※高大生チケットの購入時は、証明証を提示
※大阪市内在住の65歳以上の方は、ツルマークの健康手帳、敬老優待乗車券、運転免許証など、証明できるものを提示
※20名以上で団体割引あり。要事前申請。
※常設展示 + 大阪城天守閣 セット券 (大人・高大生とも) 900円
詳細は、こちら ↓
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2010/ticketset.html
上記内容に関する詳細は、こちら↓ ※パンフレット(PDF)をダウンロードすることもできます。
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2010/ticketset.htmlアクセス: 最寄駅:大坂市営地下鉄 谷町線 「谷町四丁目」9号出口前
大阪市営バス「馬場町」バス停前
アクセスに関する詳細は、こちら↓ http://www.mus-his.city.osaka.jp/riyou/kin_map.html駐車場:有料駐車場あり
高さ2.1mまでの乗用車
営業時間 8:00〜21:00
最初の1時間まで400円、以降30分ごとに200円
駐輪場:あり
駐車場と駐輪場に関する詳細は、こちら↓ http://www.mus-his.city.osaka.jp/riyou/main.html#kanranryo「大阪歴史博物館」に関するすべての詳細は、公式HPをご覧ください。 ※何かしらの変更等があるかもしれないので、必ず確認のこと
「大阪歴史博物館」公式HP
URL:
http://www.mus-his.city.osaka.jp/
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情報提供者:艦長 TAKAYA